色彩フルールーン - 色彩検定の知識から楽しみながら学ぶ色の世界

色彩の心理学とその効果について色の持つ特性

赤いソファーと赤い服を着た女性

ジャッドなじみの原理

色相環とイメージ

色彩の調和と論理

カラフルな風船

色彩の調和とはいったいどの様な意味でしょうか?世界には様々な調和論を唱える偉人がいました。
色彩検定の問題としても登場する自然学者や科学者達の論理を元に調和とは何かを説明して行きます。

アメリカの色彩学者 - 色彩の調和論を唱えた人物

アメリカの色彩学者ジャッド(Deane B.Judd)による調和論です。 彼が唱えた調和論は主に4つに分類されます。

  • 1【秩序の原理】
    ある法則に基づいた、ある規則がある色彩は調和する。
  • 2【明瞭性の原理】
    色相がはっきり区別できる、又は明度が異なる色彩は調和する。
  • 3【類似性の原理】
    色相やトーンなど色の共通点がある色彩は調和する。
  • 4【なじみの原理】
    自然界の景色など人間が見慣れた色彩は調和する。

それではジャッドの色彩調和について順をおって説明して来ましょう。

1【秩序の原理共通性の原理】

ある一定の法則により選ばれた色彩は調和する。この原理はオスワルトの理論に基づいた考え方です。代表的な配色として以下の配色があります。

トライアド配色

色相環ライアド配色略図

トライアドは色相環の色相差を三角形で3等分した3色の配色法です。
正確には120度の色相差がある配色です。
トライアド配色の色相

ペンタード(5色配色)

ペンタード配色はトライアドに黒と白を加えた5色配色です。
ペンタード配色の色相

テトラード配色

色相環テトラード配色略図

テトラード配色は色相環を4等分した4色配色です。
正確には90度の色相差で配色する方法です。
テトラード配色の色相

ヘクサード(6色配色)

ヘクサード配色はテトラードに黒と白を加えた6色配色です。
ヘクサード配色の色相

2【明瞭性の原理】

これは、はっきり区切りのあるコントラストの差が激しい色同士は調和するという原理です。有名な配色例を紹介します。

ビコロール配色
ビコロール配色

ビコロールは彩度の高い対照配色です

トリコロール配色

明瞭な3色配色でフランスやイタリアの国旗など一般的にも知られている配色方法です。

トリコロール配色

分裂補色配色

スプリットコンプメンタリ配色

色相環スプリットコンプメンタリ配色図

補色関係にある色相の両隣の色相を合わせたのがスプリットコンプメンタリの特徴です。分裂補色配色とも言います。
スプリットコンプメンタリ配色の色相

3【類似性の原理】

色相やトーンなど同一の共通性がある色は調和するという考え方です。共通性とは近い色相、トーンで配色する技法の事です。この概念を覚えるにはPCCSトーン図を見ながら配色してみると 理解が早いと思います。

pccsトーン図

PCCSトーンはそれぞれにイメージとアルファベットで管理されています。パソコンの画面で見ると環境により異なるので配色カード 199Aを参考にするとわかりやすいと思います。類似性というのは色相の類似とトーンの類似があり、色相で統一する場合はトーンの概念は無視 しても良いでしょう。下記に配色例を紹介します。

ドミナントカラー配色(類似もしくは同一の色相)

ドミナントカラー配色pccs

ドミナントとは支配するという意味で統一感のある色相です。ドミナントカラーはトーンで考える配色ではなく類似の色相か同一の3色以上で色相で配色する方法です。ドミナントカラー配色は 同一、又は類似の配色なので非常に統一感がある配色方法です。
離れたトーンと配色するとトーンオントーンという配色になります。 ドミナントカラー配色の色相

ドミナントトーン配色(類似もしくは同一のトーン)

ドミナントトーン配色pccs

ドミナントトーンの基本は色相は自由で3色以上のトーンで配色する方法です。ダルトーンという中間色系のトーンを中心に配色する事をトーナル配色と言います。

ソフトトーンの配色

ソフトトーンドミナントトーン配色例

トーナル配色

トーナル配色例

カマイユ配色とフォカマイユ配色とは?

色彩検定問題でも難しいカマイユ配色とフォカマイユ配色について説明します。カマイユを訳すと単色画法と言いほぼ変わらない色相で統一する配色方法です。
対するフォカマイユはフランス語でまがい物を意味する言葉で両技法とも若干の明度差や彩度差があるほぼ変わらない色同士の配色という事です。

カマイユか?フォカマイユか?という検定の中でも出る可能性がありますが、フォカマイユの方が多少の明度、色相差があるという点を覚えておきましょう。

カマイユ配色(同一もしくは隣接の色相又は同一類似のトーン)

カマイユ配色pccs

ペールトーンとライトトーンの類似のトーン隣接色相のカマイユ配色 カマイユ配色の色相

ライトトーンとソフトトーンの類似のトーン隣接色相のフォカマイユ配色
カマイユ配色の色相

4【なじみの原理】

なじみの原理とは自然界や普段目に入る色彩は調和するという理論です。自然界の葉や草、太陽の光など自然に目に入る景色の色は調和する。今回はなじみの配色を2つの配色法で解説します。

自然界の色をベースにしたナチュラルハーモニーコンプレックスハーモニーという配色方法です。これには一定のルールがあり、それを知ってしまえば検定でも比較的簡単に解けるでしょう。

ナチュラルハーモニーとコンプレックスハーモニーの違い

色相の差が1〜3の隣接、類似配色でかつ、黄色に近い色の方が明度が高い場合はナチュラルハーモニーです。
コンプレックスハーモニーは逆で黄色に近い色の方が暗いという配色方法です。

ナチュラルハーモニー

ナチュラルハーモニー配色の色相

コンプレックスハーモニー

コンプレックスハーモニー配色の色相

ここまで読めば色彩の配色の基礎は終わりです。実践やもっとレベルを上げたい方は配色カードを片手に町にでてみましょう。
きっと普段より配色を考える機会が増えるでしょう。

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